JAXAは17日、新しいロケット「H3」を鹿児島県の種子島から打ち上げました。
ロケットは予定どおり上がって、2つの人工衛星を軌道に入れました。「H3」の打ち上げが成功したのは、初めてです。
去年3月に初めて「H3」を打ち上げたときは、2つ目のエンジンが動かなくて、失敗しました。
JAXAの 岡田匡史さんは「やっと成功することができて、安心しました。まだ2回打ち上げただけなので、これからが大切だと考えています」と話していました。
JAXAなどは10年前から、「H3」ロケットの研究をしています。今までのロケットの1.3倍ぐらい重い荷物を、半分ぐらいのお金で運ぶことを目標にしています。日本は2032年度までに、「H3」ロケットを22回打ち上げる予定です。