楽天モバイルはアメリカの衛星通信会社「AST Space Mobile」と戦略的パートナーシップを結び、スマートフォンと衛星の直接通信を目指して2020年3月から協業してきました。
去年4月には世界で初めて衛星を経由したアメリカと日本との音声通話にも成功しています。
今年中に大きさおよそ64平方メートルの衛星を両社共同で5基打ち上げる予定で、日本国内の通信がつながらない2カ所から衛星を介した音声通話の実証実験も行うとしています。
日本は通信の面積カバー率が70%程度といわれていますが、スマートフォンと衛星の直接通信が実現すると面積カバー率が100%になるとされています。
さらに、災害時には被災エリアに集中的に通信を送ることもでき、1月に発生した能登半島地震で道路の寸断などが原因で復旧に時間がかかった地域でも通信が途切れなくなると期待されています。