突如、空が真っ赤に染まり、視界を奪われ戸惑う人々。部屋から一歩外に出ると、もはや別世界。ネット上では「まるで火星のようだ」との声も。
普段の砂嵐とは異なり、車の窓ガラスを突き破る最大風速48.4メートルの暴力的な風。昼間9℃の気温が夜はマイナス21℃。わずか数時間で約30℃気温が低下した場所もあり、台風並みの強風が襲ったのです。
新疆ウイグル自治区では巨大な砂嵐が発生。最大風速48.4メートルの猛烈な風が襲い、車が動けなくなり、レスキュー隊に救助される旅行者たちが続出。ドアが開かず、割れた窓からトランクを運び出す人も。
砂だけでなく石も吹き飛び、車の窓ガラスを突き破ったのです。
さらに真っ赤に染まった空。なぜ赤くなったのでしょうか。
砂の粒子が青など短い波長の光を途中で散乱させ、地上には波長の長い赤色の光だけが届き、不気味な空に変わったのです。
一日で45℃気温が下がった地域もあり、地元メディアはこの気温差が強風の要因となり、砂漠の砂が巻き上げたとみられています。