欧州の格安航空会社(LCC)ウィズエアーは27日、ウクライナの隣国モルドバの「最近の情勢」を理由に、同国の首都キシナウ行きの全便の運航を3月14日から停止すると発表しました。
ウィズエアーは声明の中で、「モルドバの最近の情勢、および同国の領空のリスクが、差し迫ってはいないものの高いことから、困難だが責任ある決断を下し、3月14日からキシナウ行きの全便の運航を停止することにした」と説明しています。
「最近の情勢」の具体的な内容については明らかにしていません。
ウクライナ南西部と国境を接するモルドバでは緊張が高まっています。モルドバのマイア・サンドゥ大統領は、ロシアが工作員を使い、政情不安に乗じて混乱をかき立てていると非難しました。ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領も同様の警戒感を強めていました。