イギリスのスナク首相とEUのフォンデアライエン委員長は、北アイルランドの物流に関する新たな合意案を発表しました。
スナク首相とフォンデアライエン委員長は27日、ロンドン近郊で会談し、2019年にイギリスとEUで交わされた「北アイルランド議定書」の一部見直しで合意しました。
これまで、EU加盟国のアイルランドと地続きで、EUから離脱したイギリスの北アイルランドではEUの関税ルールが適用されていました。
そのため、イギリス本土からの輸送の際に煩雑な手続きが必要で、物流が停滞し問題となっていました。
新たな合意ではイギリス本土から輸送され、北アイルランドにとどまる物品については、通関上の手続きが大幅に削減されます。