起業家のイーロン・マスク氏が買収したツイッターで大規模な人員削減が続いています。米紙ニューヨーク・タイムズは、ツイッターが残っていた従業員の約10%を削減したと伝えました。
ニューヨーク・タイムズによると、今回は約200人が削減され、これでツイッターの従業員数は2000人を切りました。マスク氏が昨秋、同社を買収する前の従業員数は7500人でした。
今回削減されたのは、プロダクトマネジャー、データサイエンティスト、エンジニアなど。機械学習やサイトの信頼性確保を担当し、ツイッターの各種機能運営を担っていました。ツイッターの収益確保のためのサービスを運営する「収益化インフラチーム」は、30人から8人未満に縮小されました。
マスク氏の買収以来、広告主のツイッター離れが進んでいます。同社の売り上げは広告収入が90%以上を占めていました。認証アカウントの販売を通じてユーザーから直接的に収益を上げるというマスク氏の計画は、これまでのところ、計画通りには進んでいません。