このうち、エコー検査けんさや血液けつえき検査けんさなどを行おこなう臨床りんしょう検査けんさ技師ぎしの南島なんとう友和ともかずさん（47）は6歳さいまで仙台せんだい市しで過すごし、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでは、災害さいがい派遣はけん医療いりょうチーム「DMAT」の一員いちいんとして、またその後そのごも医療いりょうボランティアとして仙台せんだい市しと岩手いわて県けん陸前りくぜん高田たかだ市しで活動かつどうしました。

南島みなみじまさんは「自分じぶんたちが受うけた支援しえんを被災ひさい地ちでどのように生いかしていけるかを考かんがえながら活動かつどうしています。トルコの人ひとに少すこしでも笑顔えがおになってもらえるよう支援しえんしていきたい」と話はなしていました。

また、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでは沖縄おきなわ県けんの医療いりょうチームとして岩手いわて県けん宮古みやふる市しで1週間しゅうかん巡回じゅんかい診療しんりょうにあたった医師いしの林はやし峰みね栄さかえさん（54）は「東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでは外そとから人ひとが助たすけにきて、思おもいを一緒いっしょにしてくれるというのが重要じゅうようだと感かんじました。トルコでも被災ひさいした病院びょういんの代かわりに受診じゅしんする人ひとが多おおく、役やくに立たてていると思おもいます」と話はなしていました。

医療いりょうチームでは、地震じしんによる負傷ふしょう者しゃやもともと持病じびょうがある人ひとなど、先月せんげつ14日にちからこれまでに1900人にん以上いじょうの治療ちりょうにあたってきていて、診療しんりょうテントを訪おとずれた人ひとたちからは感謝かんしゃの声こえとともに、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいを経験けいけんした日本にっぽんとの連帯れんたいを示しめす声こえも聞きかれました。

このうち、26歳さいの女性じょせいは「日本にっぽんは私わたしたちの困難こんなんな時ときにそばにいてくれました。助たすけに来きてくれて彼かれらは本当ほんとうの兄弟きょうだいのように感かんじます」と話はなしていました。

また、地震じしんで被害ひがいを受うけた地元じもとの国立こくりつ病院びょういんの院長いんちょうは「日本にっぽんが地震じしんのあと、すぐにここへやって来やってきてくれたことをうれしく思おもいます。彼かれらにも自分じぶんたちにも大おおきな災害さいがいが起おきないよう祈いのっているし、これからもお互おたがいの支援しえん関係かんけいは続つづくでしょう」と話はなしていました。

トルコ災害さいがい緊急きんきゅう事態じたい管理かんり庁ちょうのヤルチュン・ムンジュさんは東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいでトルコの捜索そうさく救助きゅうじょチームの隊長たいちょうとして、およそ30人にんの隊員たいいんを率ひきいて宮城みやぎ県けん利府りふ町まちを拠点きょてんに、3週間しゅうかんにわたって活動かつどうを続つづけました。

ムンジュさんは、一緒いっしょに活動かつどうした日本にっぽんの警察けいさつや消防しょうぼうによる捜索そうさくや救助きゅうじょ活動かつどうの在り方ありかたを学まなんだとしたうえで、「私わたしたちにとっては経験けいけんを積つむことができました。日本にっぽんのチームの規律きりつと慎重しんちょうさを見習みならい、今回こんかいの対策たいさく本部ほんぶで実践じっせんしました」と話はなし、その時ときの経験けいけんを今回こんかいの大だい地震じしんでの活動かつどうに生いかしたことを明あきらかにしました。

そのうえで、東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの被災ひさい者しゃに改あらためてお見舞みまいのことばを述のべるとともに「自然しぜん災害さいがいが2つの国くにをつなげています。われわれは常つねに同志どうしであり続つづけることを確信かくしんしています」と話はなしていました。