銀行の相次ぐ経営破綻影響どうなる？米エコノミストの見方 - Easy News

アメリカの2つの銀行ぎんこうの相次あいつぐ経営けいえい破綻はたんの影響えいきょうについてニューヨークの「MUFGセキュリティーズアメリカ」で経済けいざい全般ぜんぱんの戦略せんりゃく部門ぶもんの責任せきにん者しゃを務つとめるジョージ・ゴンカルベス氏しに聞ききました。

今いまの状況じょうきょうをどのように分析ぶんせきしていますか？

金融きんゆう市場しじょうは破綻はたんした2つの銀行ぎんこうだけでなくアメリカの銀行ぎんこうシステムにもっと大おおきな問題もんだいがあるのではないかと懸念けねんしています。

さらに銀行ぎんこうが経営けいえい破綻はたんする可能かのう性せいはないのか、融資ゆうしを減へらして経済けいざい活動かつどうを低下ていかさせ、景気けいき後退こうたいを引き起ひきおこす可能かのう性せいはないのか、先行さきゆきが不透明ふとうめいなことに市場しじょうは神経質しんけいしつになっています。

まだ不透明ふとうめいですが、銀行ぎんこうが出だした損失そんしつについてはFRB＝連邦れんぽう準備じゅんび制度せいど理事りじ会かいの利上りあげによるものです。

銀行ぎんこうが保有ほゆうする債券さいけんの価格かかくが金利きんりの上昇じょうしょうによって大おおきく下落げらくしたのです。

コロナ禍かの前後ぜんご、金利きんりは非常ひじょうに低ひくく、銀行ぎんこうは高たかい価格かかくで債券さいけんを購入こうにゅうしていました。

しかし政策せいさく金利きんりの上昇じょうしょうで債券さいけんの価格かかくは大おおきく下さがりいま、売却ばいきゃくすれば資本しほんを失うしなう可能かのう性せいがあるのです。

まだ、わかりません。

ほかの多おおくの銀行ぎんこうも保有ほゆうする債券さいけんの価格かかくが下落げらくしているという問題もんだいを抱かかえています。

もしそれらの銀行ぎんこうが債券さいけんの売却ばいきゃくを余儀よぎなくされた場合ばあい、経営けいえい破綻はたんする可能かのう性せいがあります。

私わたしたちは、FRBは何なにかが壊こわれるまで利上りあげを続つづけるという見方みかたをしていました。

もし銀行ぎんこうが利上りあげの圧力あつりょくを受うけて経済けいざいが減速げんそくすれば、景気けいき後退こうたいが起おきるでしょう。

私わたしは景気けいき後退こうたいが起おきるリスクは高たかまったと見みています。

そうなれば、インフレは収束しゅうそくしFRBはそれほど利上りあげをする必要ひつようがなくなります。

13日にちの前まえまではFRBが0.25％の利上りあげを行おこなうと予測よそくしていました。

いまは利上りあげを止とめると予測よそくしています。

理由りゆうは先行さきゆきが不透明ふとうめいなことです。