不安定な
値動きが
続く東京株式市場、9
日はアメリカの
景気減速への
懸念が
和らいだことで
幅広い銘柄に
買い
注文が
出て、
日経平均株価は
一時、800
円以上値上がりしています。
8日のニューヨーク市場では、この日に発表された失業保険の新規申請件数が市場の予想を下回ったことで、雇用情勢の悪化により景気が減速することへの懸念が和らぎ主要な株価指数が大幅に上昇しました。
このため、東京市場でも半導体関連や自動車など輸出関連を中心に幅広い銘柄に買い注文が広がって日経平均株価は一時、800円以上、値上がりしました。
▽日経平均株価、午前の終値は8日の終値より549円8銭高い、3万5380円23銭。
▽東証株価指数=トピックスは36.65上がって、2498.35。
▽午前の出来高は12億8649万株でした。
日経平均株価は、8月5日に過去最大の下落となったあと、6日には過去最大の上昇となったほか、8日も一時、800円以上値下がりするなど不安定な値動きが続いています。
市場関係者は「アメリカの景気の先行きへの不安がいくぶん和らぎ、投資家の間で積極的にリスクを取る姿勢がみられる。外国為替市場で円相場が円安方向に進んでいることも株価を下支えしている」と話しています。