イギリスの
航空会社、ヴァージン・アトランティック
航空は、
女性の
客室乗務員にだけ、
勤務の
際に
化粧をするよう
求めていた
規則を、
今月撤廃しました。
世界の
航空業界では、
男女で
異なる服装や
身だしなみ
に関する
規則を
見直す動きが
広がりつつあります。
世界の
航空業界では、
3年前にイギリスの
航空会社、ブリティッシュ・エアウェイズが、「
もっと実用的で
快適な
制服にしてほしい」という
女性の
客室乗務員の
声を
受けて、
スカートとともに
ズボンを
制服として
認めたほか、
去年、
香港の
航空会社、キャセイパシフィック
航空も
女性の
客室乗務員にズボンの
着用を
認めるなど、
男女で
異なる規則を
見直す動きが
続いています。
こうした中、イギリスの航空会社、ヴァージン・アトランティック航空は、これまで女性の客室乗務員に対して、勤務の際には、最低でもほお紅やマスカラ、それに口紅といった化粧をするよう求めていた規則を今月撤廃して、化粧をせずに勤務することを認めることにしました。また制服も、これまでは原則としてスカートだけでしたが、ズボンも選べるようにしました。
会社の担当者はNHKの取材に「これは航空業界にとって重要な変化だ。新たな指針によってより快適に働けるだけではなく、自分らしさを表現できる選択肢が増える」とコメントしています。