世界の各都市で外国人駐在員が生活するのに必要な費用を比べたランキングの2024年版が17日に発表されました。1位は3年連続で香港、2位も昨年と同じシンガポールでした。
ランキングは米コンサルティング会社マーサーが毎年発表しています。今年は世界226都市の住居費、交通費、食料や衣料、家庭用品費、娯楽費などの200項目を調べました。項目には卵1ダース、オリーブオイル1リットル、エスプレッソコーヒー1杯の価格も含まれます。
香港、シンガポールに続いてチューリヒ(3位)、ジュネーブ(4位)、バーゼル(5位)、ベルン(6位)とスイスの4都市が並びました。
マーサーによると、上位の都市では住宅市場の高騰や交通費、物価の上昇が特に生活費を押し上げました。またインフレや為替相場の変動も、駐在員の報酬と貯蓄に直接影響を及ぼしました。