ロシア軍による激しい攻撃から逃れるため、ウクライナ北東部・ハルキウにある水族館で飼育されていたシロイルカがスペインの水族館に移送されました。
水槽を元気に泳ぐのは2頭のシロイルカ「プロンビル」と「ミランダ」です。
ハルキウにある水族館で飼育されていましたが、ロシア軍の砲撃で聴覚の敏感なイルカは激しいストレスにさらされていました。
さらに、ハルキウの発電所が破壊され、停電によって水槽の水温が維持できなくなったため、約17時間かけてスペイン・バレンシアの水族館に移送されました。
ウクライナ北東部で激しい攻撃を続けているロシア軍について、イギリス国防省は12日から18日の間に発電所などインフラ施設などへの攻撃から空軍基地への攻撃に照準を切り替えたと明らかにしました。
これは近くウクライナに供与されるF16戦闘機についてロシア軍が懸念を示していることを浮き彫りにしていると分析しています。