旧ビッグモーターによる
保険金の
不正請求問題で、
損害賠償などの
対応に
当たる存続会社の「BALM」が2
日、
東京地方裁判所に
民事再生法の
適用を
申請しました。
裁判所の
関与のもと、
顧客への
補償など債権者への
返済を
早期に
行うためだとしていて、
負債総額は
最大で800
億円になると
見込んでいます。
民事再生法の適用を申請したのは、旧ビッグモーターの損害賠償などの対応を引き継いだ存続会社の「BALM」で、負債総額は最大で800億円になると見込んでいます。
旧ビッグモーターが自動車修理などで保険金の不正請求を行っていた問題では、大手商社の伊藤忠商事などが中古車販売や車の整備などの事業を引き継いだ一方、BALMが負債などの処理や保険金の不正請求に関する損害賠償への対応に当たり、必要な補償を行う方針を示していました。
しかし、会社による調査に時間がかかり、債務の額が確定していないことから支払いが長期化するおそれが出ているということで、会社では民事再生法の適用を申請することで、裁判所の関与のもとで早期に債務を確定するとともに返済に向けた計画を立て、顧客や損害保険会社などへの支払いを行いたいとしています。
会社は「お客様や債権者の皆様にご心配をおかけすることになり心よりおわび申し上げます」としています。