政治せいじ改革かいかく 与野党よやとう7党とう協議きょうぎ 企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの扱あつかいで折り合おりあわず

与野党よやとう7党とうは、先週せんしゅうに続つづいて、政治せいじ改革かいかくの責任せきにん者しゃらが出席しゅっせきする協議きょうぎを開ひらき、4日にちは各党かくとうがそれぞれまとめた法案ほうあんの内容ないようなどを説明せつめいしました。

このうち、企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの扱あつかいについて、自民党じみんとうの小泉こいずみ進すすむ次郎じろう氏しは「われわれの案あんで禁止きんしに触ふれていないのは『企業きぎょう献金けんきんが悪あくで、個人こじん献金けんきんは善ぜん』という立場たちばとは違ちがうからだ。旧きゅう民主みんしゅ党とうは、全面ぜんめん禁止きんしと言いっておきながら政権せいけんをとったら撤回てっかいし再開さいかいした。大切たいせつなのは公開こうかいであり、政党せいとう交付こうふ金きんだけに依存いぞんしない運営うんえいをしていく」と述のべました。

これに対にたいし、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの大串おおぐし代表だいひょう代行だいこうは「企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの禁止きんしは特とくに重要じゅうような論点ろんてんと考かんがえている。一部いちぶでは来年らいねんに持ち越もちこすというような報道ほうどうも出でていたが、30年来ねんらいの宿題しゅくだいなので、今こん国会こっかいで結論けつろんを出だすよう熱心ねっしんな議論ぎろんをお願おねがいしたい」と主張しゅちょうしました。

また、日本にっぽん維新いしんの会かいは企業きぎょう・団体だんたい献金けんきんの規制きせいの例れいとして年間ねんかん1000万まん円えんを上限じょうげんとすることを提案ていあんし、共産党きょうさんとうとれいわ新選しんせん組ぐみは全面ぜんめん的てきな禁止きんしを訴うったえました。

国民こくみん民主みんしゅ党とうは国会こっかいで有識者ゆうしきしゃも交まじえて議論ぎろんすることを求もとめました。

公明党こうめいとうは、政治せいじ改革かいかくのあり方ありかたについて、論点ろんてんを整理せいりして年内ねんないに法ほう改正かいせいを行おこなうことが重要じゅうようだと指摘してきしました。

このほか「政策せいさく活動かつどう費ひ」については、自民党じみんとうが準備じゅんびしている法案ほうあんで、廃止はいしを明記めいきする一方いっぽう、外交がいこう上じょうの秘密ひみつに関かかわるなどの支出ししゅつを「要よう配慮はいりょ支出ししゅつ」として国会こっかいの「政治せいじ資金しきん委員いいん会かい」が監査かんさするとしていることに対にたいし、野党やとう側がわから「事実じじつ上じょう、政策せいさく活動かつどう費ひが残のこされる」などという指摘してきが相次あいつぎました。

そして、今後こんごの協議きょうぎは必要ひつように応おうじて開ひらくことになり、来週らいしゅうからは、衆議院しゅうぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいで各党かくとうが提出ていしゅつする法案ほうあんの審議しんぎを進すすめる方向ほうこうとなっていることから、政治せいじ改革かいかくをめぐる議論ぎろんの場ばは国会こっかいに移うつる見通みとおしです。