19世紀の難破船が、未開封のシャンパンなどを収めた木箱を満載にした状態でスウェーデン沖のバルト海の海底に沈んでいるのが見つかった。
長く忘れ去られた船を発見したポーランド人のダイバーのチームによれば、船は縁一杯のところまでシャンパンや鉱泉水、磁器の入った木箱を積んでいたという。
チームを率いるトマシュ・スタチュラ氏は報道向けの発表で、飲料の容器約100本が積み込まれていたと説明。40年に上る自身のダイビング歴を振り返り、1~2本見つかることはよくあるとしつつ、これだけ大量の容器を積んだ難破船を発見したのは初めてだと述べた。
ダイバーらは沈没船を探して現場の海底を数年にわたり調査していたが、当該の難破船を見つけたのは「ほとんど偶然」だったという。
チームのウェブサイトへの投稿によると、難破船は「極めて良好な状態」にある。積み荷はあまりにも大量で、実際の分量を判断するのは難しいとしている。