記録的な
大雨となった
山形県新庄市で28
日、
心肺停止の
状態で
見つかり
死亡が
確認された
男性について、
山形県警察本部は29
日、
行方が
分からなくなっていた29
歳の
巡査部長だと
発表しました。
当時、
この巡査部長とともに
パトカーで
救助に
向かっていた26
歳の
男性警察官も
死亡していて、
警察が
詳しい状況などを
調べています。
記録的な大雨となった今月25日の夜遅く、山形県新庄市本合海で救助に向かう途中のパトカーが流され、新庄警察署の男性警察官2人が行方不明になりました。
このうち28日、心肺停止の状態で見つかり死亡が確認された男性について警察は29日、新庄警察署の佐藤颯哉巡査部長(29)と発表しました。
殉職した佐藤巡査部長は警部に2階級昇任しました。
佐藤巡査部長とともに救助に向かっていた26歳の男性警察官も、今月26日に見つかり死亡が確認されています。
2人はいずれも溺れて亡くなっていたということで、警察は当時の状況などを詳しく調べています。
亡くなった佐藤さんは
山形県警察本部によりますと、亡くなった新庄警察署の警察官、佐藤颯哉さん(29)は、2017年から米沢警察署に配属され、交通機動隊などを経て、去年3月から新庄警察署の勤務となり、交通課で事故の捜査や取締りなどを担当してきました。
記録的な大雨となった今月25日の夜遅く、山形県新庄市本合海の橋の近くで救助に向かう途中、乗っていたパトカーが流され、佐藤さんは、およそ1.7キロ離れた新田川沿いの左岸で、機動隊の出動服を着た状態で発見されました。
今月26日の午前1時ごろに亡くなったとみられるということです。
佐藤さんの上司は、その人となりについて「責任感が強く、業務は最後まで丁寧にやりぬくことから、信頼が厚かった。特に交通の取締りでは、事故に直結する悪質な違反の検挙に努めて、その仕事ぶりは県下でもトップクラスだった。若手警察官の兄貴分的な存在で、常に部下の業務量を気にかけ、的確なアドバイスをするなど面倒見のよい警察官だった」と話しているということです。