食べ物などのアレルギーで、アナフィラキシーというひどい症状が出ることがあります。今は症状が出たら、急いで自分や周りの人が薬を注射して治します。しかし、注射を打つことを迷ってしまう場合があります。
国立病院機構相模原病院と薬の会社のグループは、鼻にスプレーをする薬のテストをしました。外国の会社が研究している薬を、症状が出た子ども15人に使いました。この中の14人は、5分以内に症状が軽くなり始めました。最後は15人みんながよくなりました。
日本で研究している薬の会社は、この薬を使うことができるように、2025年3月までに国に申請したいと考えています。