“軽装けいそうで銀ぎん” トルコの射撃しゃげき選手せんしゅ SNSなどで話題わだいに パリ五輪ごりん

「無む課金かきんおじさん」 日本にっぽんのSNSでも話題わだいに

トルコの51歳さい、ユスフ・ディケチ選手せんしゅは、先月せんげつ30日にちに行おこなわれた射撃しゃげきの混合こんごうエアピストルで、ほかの選手せんしゅが専用せんようのゴーグルやイヤーマフを着用ちゃくようする中なか、ふつうのメガネに耳みみ栓せん、それにTシャツてぃ-しゃつという軽装けいそう、しかも左手ひだりてをポケットに入いれたまま撃うつリラックスした雰囲気ふんいきで競技きょうぎを行おこない、銀メダルぎんめだるを獲得かくとくしました。

その独特どくとくのスタイルは、日本にっぽんのSNSでも、装備そうびにお金おかねをかけずソーシャルゲームを楽たのしむ人ひとになぞらえて「無む課金かきんおじさん」とも呼よばれ、話題わだいとなりました。

トルコの治安ちあん機関きかんのスポーツクラブに所属しょぞくするディケチ選手せんしゅは、1日にちに帰国きこくして地元じもとメディアの取材しゅざいに応おうじ「ほかの選手せんしゅのような装備そうびは自分じぶんには向むいていない。楽らくに競技きょうぎしているように見みえるかもしれないが、実際じっさいには心臓しんぞうが飛び出とびだしそうなぐらいどきどきしている」と明あかしました。

そして、パリオリンピックで注目ちゅうもくを浴あびるようになったことについては「自分じぶんはそんな大たいした者ものではない。まあ、24年間ねんかん続つづけてきた姿勢しせいが評価ひょうかされたのではないかと思おもっている」と、控ひかえめに話はなしました。

また、ディケチ選手せんしゅはトルコの国営こくえいテレビTRTのインタビューでは、「世界せかいでただ1人にんの、9歳さいの愛娘まなむすめが大切たいせつだ。彼女かのじょの先生せんせいや友ともだちとも喜よろこびを分わかち合あいたい」と話はなし、父親ちちおやとしての素顔すがおものぞかせていました。

4年ねん後ごのロサンゼルス大会たいかいに意欲いよくも

ディケチ選手せんしゅは、オリンピックには2008年ねんの北京ぺきん大会たいかいから5回かい連続れんぞくで出場しゅつじょうし、メダルを獲得かくとくしたのは今回こんかいが初はじめてですが、4年ねん後ごのロサンゼルス大会たいかいにも意欲いよくを見みせているということです。