トランプ氏しのＳＮＳ資産価値しさんかち、１３４０億円減少おくえんげんしょう　ハリス氏しの出馬受しゅつばうけ

トランプ前米大統領ぜんべいだいとうりょうが立たち上あげたソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」の価値かちが縮小しゅくしょうしている。トゥルース・ソーシャルを運営うんえいするトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの株価かぶかは、バイデン大統領だいとうりょうが選挙戦せんきょせんから撤退てったいしハリス氏しを支持しじした７月がつ２１日以来にちいらい、約やく２３％下落げらく。トランプ氏しの持もち分ぶんは９億おくドル（約やく１３４０億円おくえん）減少げんしょうしている。１日にちには市場全体しじょうぜんたいが大おおきく下さげるなか、再ふたたび急落きゅうらくした。

同企業株どうきぎょうかぶの価値かちは、バイデン氏しが撤退てったいする前まえの最終取引日さいしゅうとりひきびである１９日時点にちじてんで４０億おくドル強きょうだった。その後ご、約やく３１億おくドルまで下落げらくしている。

この売うりは全米ぜんべいおよび激戦区げきせんくの世論調査せろんちょうさでトランプ氏しとハリス氏しの接戦せっせんが示唆しさされる中なかで起おきている。トランプ氏しが勝利しょうりすればトゥルース・ソーシャルが大統領だいとうりょうの情報伝達手段じょうほうでんたつしゅだんになる可能性かのうせいがあるため、同社どうしゃの株かぶは、投資家とうしかがトランプ氏しの大統領復帰だいとうりょうふっきの可能性かのうせいをどう見みているかを測はかる手段しゅだんとなっている。

トランプ・メディアの株価かぶかは６月がつ、バイデン氏しの討論会とうろんかいでの散さんざん々なパフォーマンスを受うけ、一時的いちじてきに値上ねあがりした。７月がつにはトランプ氏しがペンシルベニア州しゅうでの暗殺未遂事件あんさつみすいじけんを切きり抜ぬけた後あと、再ふたたび急騰きゅうとうした。

一方いっぽう、トゥルース・ソーシャルはＳＮＳの世界せかいで勢力せいりょくを拡大かくだいするのに苦戦くせんしている。

コムスコアのデータによると、トゥルース・ソーシャルのユニークビジター数すうは６月がつ、前年比ぜんねんひ３８％減げんとなり、３カ月連続げつれんぞくで減少げんしょうした。

トランプ・メディアの株価かぶかは今年ことし３月下旬がつげじゅんに上場じょうじょうして以来いらい、激はげしく乱高下らんこうかしている。専門家せんもんかは、トランプ・メディア株かぶをファンダメンタルズではなく誇大広告こだいこうこくと機運きうんで取引とりひきされるミーム株かぶとみなしている。