アメリカのマイクロソフトとグーグルの持ち株会社「アルファベット」が発表した4月から6月期の決算はいずれも比較的好調でした。ただ、世界経済への懸念が影を落としている部分も垣間見えています。
グーグルの持ち株会社「アルファベット」が25日に発表した今年4月から6月の第2四半期決算は、売上高が前年の同期に比べて7%増の約746億ドル(約10兆5200億円)となりました。
最終利益は15%増の183億6800万ドル(約2兆5900億円)となり、6四半期ぶりの増益です。
力を入れているクラウド事業の売上高は28%増と大きく伸びました。
一方、マイクロソフトが25日に発表した4月から6月期の決算は、売上高が前年同期に比べ8%増の約562億ドル(約7兆9200億円)、最終利益は20%増の約201億ドル(約2兆8300億円)でした。
売上高の伸び率は引き続き10%を下回りました。
主力のクラウド事業の伸びが鈍化したことが影響しています。
ウォール・ストリート・ジャーナルによりますと、世界経済への懸念から顧客企業がIT投資を抑制する動きが続き、それが影響しているということです。