アメリカの今年4月から6月にかけてのGDP(国内総生産)の伸び率は年率に換算してプラス2.4%で市場の予想を上回りました。
アメリカ商務省が27日に発表した今年4月から6月にかけてのGDPの速報値によりますと、伸び率は前の3カ月と比べて年率換算でプラス2.4%となり、市場予想の1.8%を上回りました。プラス成長は4期連続です。
GDPの7割を占める個人消費はプラス1.6%と前の3カ月よりは落ち込んだもののプラスを維持し、企業の設備投資はプラス7.7%と大幅に拡大しました。
インフレを抑制するためFRB(連邦準備制度理事会)が去年から急速な利上げを続けたことで、景気後退への懸念がくすぶっていましたが、プラス成長を維持したことでアメリカ経済の底堅さが示された格好です。