今年上半期に全国の税関で差し止められた偽ブランド品などの輸入品が規制強化の影響で3年ぶりに1万5000件を超えました。
財務省によりますと、今年上半期の輸入差し止め件数は前の年の同じ時期より2割以上増え、1万5536件でした。
中国からの輸入品が81.4%で大多数を占め、ベトナムが7.7%で続いています。
品目別では衣類(5041件)が最も多く、バッグ類(4292件)、携帯電話やスマートフォンケース(2618件)などとなっています。
偽ブランド品などの模倣品は去年10月の法改正で個人で使う目的でも海外の通販サイトなどからの輸入ができなくなっています。
差し止め件数の増加について、財務省は「法改正で取り締まりを強化したことが一定の効果を挙げた」と分析しています。