アメリカのアップルは12日にち、カリフォルニア州しゅうの本社ほんしゃで、カメラの性能せいのうなどを向上こうじょうさせた最新さいしんのスマートフォン「iPhone15」のシリーズ4機種きしゅを発表はっぴょうしました。

これまでの製品せいひんとの最大さいだいの変更へんこう点てんは、充電じゅうでん器きの端子たんしを「USBタイプC」と呼よばれる規格きかくに変かえたことで、EU＝ヨーロッパ連合れんごうが、域内いきないで販売はんばいされるスマホなどの充電じゅうでん器きの端子たんしについて、廃棄はいき物ぶつを減へらす目的もくてきで「USBタイプC」に統一とういつすると法律ほうりつで決きめたためです。

当初とうしょ、アップルは「1種類しゅるいのみを義務ぎむづける厳格げんかくな規制きせいは、技術ぎじゅつ革新かくしんを抑制よくせいし、消費しょうひ者しゃに害がいを及およぼす」などとしていましたが、変更へんこうを余儀よぎなくされた形かたちです。

日本にっぽんでの販売はんばい価格かかくは、最もっとも安やすいもので税込ぜいこみ12万まん4800円えんからで、今月こんげつ15日にちから予約よやくの受付うけつけを開始かいしするとしています。

アップルをめぐっては、中国ちゅうごく政府せいふが政府せいふ機関きかんや国営こくえい企業きぎょうの職員しょくいんに対にたいしiPhoneの業務ぎょうむでの使用しようや職場しょくばへの持ち込もちこみを禁止きんししたなどとアメリカメディアに報ほうじられ、株価かぶかが下落げらくしていました。

中国ちゅうごくは、売り上うりあげのおよそ2割わりを占しめる重要じゅうような市場しじょうの1つで、新あたらしいスマホの売れ行うれゆきなどにどこまで影響えいきょうするのかが焦点しょうてんとなっています。

スマホ出荷しゅっか減少げんしょう アップルは2位い 首位しゅいはサムスン電子でんし（韓国かんこく）

アメリカの調査ちょうさ会社かいしゃ、IDCによりますと、ことし4月つきから6月つきまでの3か月かげつ間かんに世界せかいで出荷しゅっかされたスマートフォンの台数だいすうは、2億おく6530万まん台だいと、前まえの年としの同おなじ時期じきと比くらべて7.8％減少げんしょうしました。

世界せかい的てきなインフレや景気けいき減速げんそくに対にたいする懸念けねんの影響えいきょうなどが減少げんしょうの背景はいけいにあると分析ぶんせきされています。

メーカー別べつのシェアでみますと

▽韓国かんこくのサムスン電子でんしが20.2％で首位しゅい

▽次ついでアップルが16％で2位い

▽中国ちゅうごくのシャオミが12.5％で3位いなどとなっています。

今回こんかい、スマホが急速きゅうそくに普及ふきゅうしているアフリカで人気にんきがある中国ちゅうごくのトランシオンが、4位いの中国ちゅうごくのオッポとシェアで並ならび、初はじめて5位い以内いないに入はいりました。

IDCは、ことしの終おわりから来年らいねんにかけて、市場しじょうは再ふたたび成長せいちょう基調きちょうに戻もどると予想よそうし、市場しじょうが回復かいふくする中なか、トランシオンのような新興しんこうメーカーにとってはシェアを拡大かくだいするチャンスだなどと指摘してきしています。