東京の都立の高校は、入学試験で合格できる男子と女子の数を決めています。この制度があるのは、日本の公立の高校の中で都立の高校だけです。
この制度では、試験で男子と同じ点を取っても合格できない女子がいて、平等ではないという意見がありました。
このため東京都は、男子と女子の差がないように、おととしから少しずつ制度を変えてきました。そして、来年1月と2月の入学試験からは、この制度を全部やめることにしました。男子か女子かは合格と関係がなくなります。
東京都は「入学する男子と女子の数が大きく違わないようにこの制度を続けてきましたが、平等にすることが必要だと考えました」と話しています。