アメリカの雑誌「タイム」は4年前から、いろいろな分野で活躍している若い人を「次世代の100人」に選んでいます。今年は、五ノ井里奈さんが選ばれました。五ノ井さんは自衛隊にいたときに、同じ部隊の人たちから性被害を受けたと訴えました。
タイムは、五ノ井さんの行動で、自衛隊でハラスメントの調査が始まって、ほかの女性たちも話をするようになったと言っています。そして「日本では、性暴力について話すことが長い間タブーになっていました。しかし、五ノ井さんの勇気がドアを開けました」と紹介しています。
国会議員の英利アルフィヤさんも選ばれました。英利さんは、両親が中国の新疆ウイグル自治区の出身で、日本銀行や国連で働いていました。タイムは、男性がとても多くて平均年齢が高い日本の国会で、英利さんは特別な人だと言っています。