2024年7月を目処に発行される新しい紙幣(お札)の見本が、日本銀行(日銀)静岡支店で報道各社に公開されました=写真。紙幣が新しくなるのは20年ぶりです。
1万円札に「日本資本主義の父」と呼ばれた渋沢栄一、5000円札に津田塾大学を創設した津田梅子、1000円札に破傷風の治療方法を確立した北里柴三郎がデザインされています。
偽造を防ぐため、肖像画が立体的に見える印刷技術などを活用します。誰でも使いやすいユニバーサルデザイン(UD)として、金額の数字を大きく表示し、触って種類が区別できる工夫もしました。
国立印刷局の静岡、東京工場などの4か所で印刷されます。日銀静岡支店では11月中旬から、一般にも公開する予定です。