この夏の記録的な高温について、東京大学や気象庁気象研究所などのチームは19日に、60年に1度しか発生しないほどの珍しい暑さで、「地球温暖化がなかったら起こらなかった」という研究結果を発表しました。
チームはスーパーコンピューターを使って、実際の地球と、温暖化が起きていないと仮定した架空の地球について、それぞれの気候を比較しました。7月下旬から8月上旬の高温について調査した結果、実際の地球でも起きる確率は1.65%で、60年に1度しか起こらない計算でした。一方、温暖化していない地球の場合、起きる確率はほぼ%でした。
6月から7月上旬の大雨についても調査し、全国の線状降水帯の発生数は、温暖化の影響で約1.5倍に増えたと計算されました。