それによりますと、東京とうきょう大会たいかいは世界せかいの人々ひとびとに夢ゆめと希望きぼうを与あたえる祭典さいてんだと理解りかいしたうえで、新型しんがたコロナの収束しゅうそくへの行程こうていは不ふ確実かくじつで、国内こくないではコントロールされた状況じょうきょうとは言いえないとして、医療いりょう的てき見地けんちから見みて大会たいかいを開催かいさいするのであれば

▽開催かいさいによって感染かんせんが拡大かくだいしないこと

▽通常つうじょう医療いりょうが圧迫あっぱくされないことを必須ひっす条件じょうけんとすべきだと求もとめています。

そのうえで、多おおくの医療いりょう機関きかんでは、通常つうじょう医療いりょうとともに、新型しんがたコロナ患者かんじゃやワクチン接種せっしゅへの対応たいおうに総力そうりょくをあげてあたっていて、大会たいかいの開催かいさいによって通常つうじょう医療いりょうに過度かどな負担ふたんがかかると医療いりょう体制たいせいがひっ迫ひっぱくするだけでなく、全国ぜんこくに感染かんせんを広ひろげかねないと危惧きぐしています。

そして、医療いりょう現場げんばの状況じょうきょうを勘案かんあんし、大会たいかいを開催かいさいするのであれば

▽無む観客かんきゃくでの開催かいさいも含ふくめ適切てきせつな方向ほうこう性せいを探さぐるとともに

▽観客かんきゃくを入いれた場合ばあいでも感染かんせん状況じょうきょうによって必須ひっす条件じょうけんを維持いじできないとなれば、国民こくみんの安全あんぜん、安心あんしんを守まもるために無む観客かんきゃくや中止ちゅうしとすることも考かんがえるべきだと求もとめています。

意見いけん書しょは、田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんや、丸川まるかわ担当たんとう大臣だいじん、それに大会たいかい組織そしき委員いいん会かいの橋本はしもと会長かいちょうや、小池こいけ都知事とちじに提出ていしゅつされました。

東京とうきょう都と医師いし会かいは、近ちかく記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、意見いけん書しょの提出ていしゅつに至いたった背景はいけいなどについて説明せつめいすることにしています。

まず、東京とうきょうオリンピック・パラリンピックについての医療いりょう現場げんばからの意見いけん書しょに賛同さんどうするか聞きいたところ

▽賛同さんどうし、連名れんめいでの提出ていしゅつも承認しょうにんするが88％

▽立場たちば上じょう、連名れんめいでの意思いし表示ひょうじは難むずかしいが8％

▽立場たちば上じょう、回答かいとうは困難こんなんが3％

▽賛同さんどうできないは0％でした。

東京とうきょう大会たいかいについての考かんがえを聞きいたところ

▽開催かいさいは中止ちゅうしすべきが30％

▽無む観客かんきゃくでの開催かいさいは可能かのうが38％

▽感染かんせん対策たいさくを徹底てっていしたうえで少しょう人数にんずうでの観客かんきゃくでの開催かいさいは可能かのうが13％

▽規模きぼの縮小しゅくしょうなど開催かいさい形態けいたいを変更へんこうしての開催かいさいが必要ひつようが2％

その他そのたが16％でした。

その他そのたの意見いけんの中なかでは「屋内おくない競技きょうぎは無む観客かんきゃく、屋外おくがい競技きょうぎは感染かんせん対策たいさくを徹底てっていしたうえでの少しょう人数にんずうでの観客かんきゃくの開催かいさい」や「新型しんがたコロナが収束しゅうそくするまで開催かいさいを延期えんきすべき」「開催かいさいするとしても無む観客かんきゃくで、パブリック・ビューイングなども一切いっさいなしにすることが最低さいてい条件じょうけんだ」といったものもありました。