日本新聞: 米ＦＲＢ、大統領選後に政策金利を０．２５％引き下げ

米べいＦＲＢ、大統領選後だいとうりょうせんごに政策金利せいさくきんりを０．２５％引ひき下さげ

Nov 9, 2024 07:11

Furigana

米連邦準備制度理事会べいれんぽうじゅんびせいどりじかい（ＦＲＢ）は７日か、米連邦公開市場委員会べいれんぽうこうかいしじょういいんかい（ＦＯＭＣ）を開ひらき、政策金利せいさくきんりを０．２５％引ひき下さげると発表はっぴょうした。９月以来がついらいの利下りさげだが、下さげ幅はばは縮小しゅくしょうした。

今週こんしゅうは５日いつかに米大統領選べいだいとうりょうせんの投開票とうかいひょうが行おこなわれた。ＦＲＢのパウエル議長ぎちょうは、再選さいせんを果はたしたトランプ前大統領ぜんだいとうりょうが自身じしんの解任かいにんを試こころみるとしても２０２６年半ねんはんばまでの自身じしんの任期にんきを全まっとうする意向いこうを確認かくにんした。

利下りさげの判断はんだんの背景はいけいには、インフレの沈静化ちんせいかと雇用市場こようしじょうの冷ひえ込こみがある。利下りさげにより、クレジットカードや自動車じどうしゃローンなどあらゆる借かり入いれコストの一段いちだんの低下ていかが見込みこまれる。

来年らいねんもさらなる利下りさげが予想よそうされるが、回数かいすうは確定かくていしていない。トランプ氏しの提示ていじする減税げんぜいや規制緩和きせいかんわ、広範囲こうはんいにわたる関税かんぜいなどの政策せいさくが影響えいきょうを及およぼすとみられるからだ。こうした計画けいかくの規模きぼや、米経済べいけいざいに影響えいきょうをもたらすタイミングは現時点げんじてんで判然はんぜんとしない。