トランプ氏し「口止くちどめ料りょう」裁判さいばん、有罪覆ゆうざいくつがえすかどうかの判断はんだんを延期えんき　ＮＹ州地裁しゅうちさい

トランプ次期米大統領じきまいだいとうりょうが元不倫相手もとふりんあいてへの口止くちどめ料りょうを不正ふせいに処理しょりした罪つみに問とわれている事件じけんで、ニューヨーク州地裁しゅうちさいのフアン・マーシャン判事はんじは１２日にち、事件じけんを巡めぐる判断はんだんを１週間延期しゅうかんえんきすることで合意ごういした。この期間きかんにマンハッタン地区ちくの検察官けんさつかんとトランプ氏側しがわの弁護士べんごしが今後こんごの訴訟手続そしょうてつづきについて話はなし合あうとみられる。トランプ氏しは５月がつにこの事件じけんで有罪判決ゆうざいはんけつを受うけたが、大統領選だいとうりょうせんで再選さいせんを決きめたことから実際じっさいに量刑りょうけいの言いい渡わたしが行おこなわれるのかどうか新あらたな疑問ぎもんが浮上ふじょうしている。

トランプ氏しは四よっつの事件じけんで起訴きそされたものの、先週せんしゅうの大統領選だいとうりょうせんでの圧勝あっしょうを受うけ、今後司法こんごしほうの影響えいきょうに直面ちょくめんする可能性かのうせいは薄うすれている。トランプ氏しを起訴きそしたスミス特別検察官とくべつけんさつかんは現在げんざい、トランプ氏しの連邦訴追れんぽうそついを取とり下さげる方法ほうほうについて司法省上層部しほうしょうじょうそうぶと協議きょうぎしている。

トランプ氏しの弁護士べんごしとマンハッタン地区検察ちくけんさつは、口止くちどめ料裁判りょうさいばんにおける活動かつどうを１９日にちまで延期えんきすることで合意ごうい。その間あいだにトランプ氏再選しさいせんが裁判さいばんにどのような影響えいきょうを及およぼすのか改あらためて議論ぎろんすることになる。

連邦最高裁れんぽうさいこうさいは今夏こんか、トランプ氏しの大統領免責特権だいとうりょうめんせきとっけんを部分的ぶぶんてきに認みとめる判断はんだんを下くだした。この判断はんだんに基もとづき、マーシャン判事はんじは当初とうしょ、口止くちどめ料裁判りょうさいばんの有罪判決ゆうざいはんけつを覆くつがえすのかどうか１２日にちに決定けっていするとみられていた。