東京電力の福島第一原子力発電所では、2011年に事故が起こってから、放射線を出す物質が入った水が増え続けています。
原発では、この水から、放射線を出す物質を取る処理をしています。処理をしたあとの水には、トリチウムなどが残っています。このため政府は、海の水を混ぜて薄めて、海に流すことを計画しています。
漁業をする人たちなどは、この計画に反対しています。岸田総理大臣は21日、漁業をする人の団体の代表と会って、理解してほしいと伝えました。
岸田総理大臣は22日、大臣たちと会議を開きました。そして、天気などに問題がない場合は24日に、処理をしたあとの水を流し始めることを決めました。
岸田総理大臣は「処理した水を安全に流して、漁業を続けることができるように、何十年かかっても政府が責任を持っていきます」と話しました。