東京電力の福島第一原子力発電所では、2011年の事故のあと、放射線を出す物質が入った水が増え続けています。東京電力が放射線を出す物質を取る処理をしていますが、トリチウムなどが残ります。処理をしたあとの水は増え続けて、134万tになりました。約1000個のタンクの98%まで水が入っています。
政府は、処理をした水に海の水を入れて、トリチウムの濃度を薄くして海に流すことを決めました。東京電力が海の水で薄めて、1Lの濃度が43から63ベクレルになりました。国の基準の6万ベクレルよりとても低くなりました。
このため、東京電力は24日午後1時ごろから海に流し始めました。