処理水の海洋放出を受けて中国では塩の買い占めが起きています。塩の国有企業は「備蓄は十分だ」として、事態の沈静化を図っています。
塩を買った女性:「(Q.なぜ塩を?)汚染の話があるでしょ。今安いし備蓄するためですよ」
沿岸部の大連市では不安を感じる市民らの一部が、放出前に海水から作られた塩を25日早朝から買い求めました。
買い占めは中国各地で起き、SNSにはスーパーの塩の棚が空になる映像も投稿されています。
塩の国有企業は「中国の塩の87%は岩塩で備蓄は十分だ」と声明を発表し、冷静な消費を呼び掛けています。