右ひじのじん帯損傷を抱えながらバッターとして出場を続ける大谷選手は29日、相手の本拠地フィラデルフィアで行われたフィリーズ戦に2番・指名打者で先発出場しました。
1回の第1打席はサードへのファウルフライ。
第2打席は1対1の3回、1アウト二塁のチャンスで変化球を打ち損じてピッチャー前のゴロでしたが、俊足を生かして内野安打としました。
その際、打球を処理した相手ピッチャーが一塁に悪送球し二塁ランナーが勝ち越しのホームを踏み、大谷選手も二塁まで進みました。
3対2とリードした5回は、1アウト三塁で大谷選手に第3打席がまわり、2球目のチェンジアップを引っ張ってライト前へのタイムリーヒットで追加点をあげました。
このあと二塁に進んだ大谷選手は2アウトの場面で三塁への盗塁を試みましたが、相手キャッチャーの送球には阻まれタッチアウトとなりました。
このあとエンジェルスは4対2の6回に、フィリーズにスリーランホームランなど一挙6点を奪われて逆転を許しました。
大谷選手は7回の第4打席でライトフライとなったあと、6点を追う9回の第5打席で2アウト二塁から150キロ台の速球を右中間に打ってタイムリーツーベースヒットとし1点をかえしました。
試合はエンジェルスが7対12で敗れて3連敗となりました。
大谷選手は5打数3安打2打点で、打率は3割7厘に上がりました。
この日あげた2打点で今シーズンの打点は通算「94」となり、試合終了時点でトップと3つ差のアメリカンリーグ3位につけています。