米べいホワイトハウスは２８日にち、バイデン大統領だいとうりょうが来月らいげつ１０日とおかにベトナムを訪問ほうもんすると発表はっぴょうした。インドでの主要しゅよう２０カ国こく・地域首脳会議ちいきしゅのうかいぎ（Ｇ２０サミット）出席後しゅっせきごに訪おとずれ、グエン・フー・チョン共産党書記長きょうさんとうしょきちょうらと会談かいだんする。

ジャンピエール大統領報道官だいとうりょうほうどうかんの声明せいめいによると、両首脳りょうしゅのうは会談かいだんで「テクノロジーに焦点しょうてんを当あてた、技術革新主導ぎじゅつかくしんしゅどうのベトナム経済けいざいの成長せいちょう」を促うながし、教育交流きょういくこうりゅうや労働力開発ろうどうりょくかいはつを通とおして人的交流じんてきこうりゅうを拡大かくだいし、気候変動問題きこうへんどうもんだいに取とり組くみ、地域ちいきの平和へいわと繁栄はんえい、安定性あんていせいを高たかめる機会きかいを模索もさくする見通みとおし。

バイデン政権せいけんは現在げんざい、インド太平洋地域たいへいようちいきでの中国ちゅうごくの影響力拡大えいきょうりょくかくだいに対抗たいこうしようと努つとめている。バイデン氏しは今月こんげつ、アジアで緊張きんちょうが高たかまっている状況じょうきょうを踏ふまえ、ベトナムとの関係かんけいを変かえるために近ちかく同国どうこくを訪おとずれると表明ひょうめいしていた。

米国べいこくは昨年さくねん、同地域どうちいきでの同盟どうめい、協力関係強化きょうりょくかんけいきょうかに向むけて、ベトナムや日本にっぽんなど計けい１３カ国こくによる「インド太平洋経済枠組たいへいようけいざいわくぐみ（ＩＰＥＦ）」を立たち上あげた。

バイデン氏しはベトナム訪問後ほうもんごに米べいアラスカ州しゅうを訪おとずれ、米同時多発べいどうじたはつテロから２２周年しゅうねんの追悼式典ついとうしきてんに参加さんかする。