四国と新潟県、それに北陸では6日午後にかけて、東海では6日午後から7日午前中にかけて、発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があり、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。
気象庁によりますと、本州付近にある前線に向かって台風12号から変わった熱帯低気圧の周辺などから暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっています。
東北や北陸、近畿などでは局地的に雨雲が発達していて、午前8時までの1時間には京都府が南山城村に設置した雨量計で58ミリの非常に激しい雨を観測したほか、宮城県が石巻市に設置した雨量計で48ミリ、国土交通省が三重県度会町に設置した雨量計で47ミリ、国土交通省が富山県氷見市に設置した雨量計で36ミリのいずれも激しい雨を観測しました。
前線は7日朝にかけて本州を通過する見込みで、西日本や北日本では6日夜遅くにかけて、東日本では7日にかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降り大雨となるところがある見込みです。
特に四国と新潟県、それに北陸では6日午後にかけて、東海では6日午後から7日午前中にかけて、発達した雨雲が次々と連なる「線状降水帯」が発生して雨量が増え、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
7日朝までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽四国と東海で250ミリ
▽新潟県で200ミリ
▽近畿と伊豆諸島で150ミリ
▽中国地方と北陸で120ミリ
▽関東甲信と東北で100ミリ
などと予想されています。
さらに8日朝までの24時間には、伊豆諸島で100ミリから150ミリの雨が降る見込みです。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。
台風13号 7日から8日にかけて接近のおそれ
5日夜、日本の南の海上で台風13号が発生しました。
台風13号は日本の南の海上を北寄りに進み、7日から8日にかけて東日本の太平洋側に接近するおそれがあります。最新の情報に注意してください。