気象庁きしょうちょうによりますと台風たいふう13号ごうから変かわった熱帯ねったい低てい気圧きあつや太平洋たいへいよう高気圧こうきあつの縁えんを回まわる湿しめった空気くうきの影響えいきょうで、関東かんとうと東北とうほくの太平洋たいへいよう側がわを中心ちゅうしんに大気たいきの状態じょうたいが不安定ふあんていになり局地きょくち的てきに雨雲あまぐもが発達はったつしています。

千葉ちば県けん、茨城いばらき県けん、福島ふくしま県けんでは8日にち、線せん状じょう降水こうすい帯たいが発生はっせいしたほか、レーダーによる解析かいせきで猛烈もうれつな雨あめが降ふったとみられ、気象庁きしょうちょうは3県けんに「記録きろく的てき短たん時間じかん大雨おおあめ情報じょうほう」を相次あいついで発表はっぴょうしました。

8日にち、12時間じかんに降ふった雨量うりょうの最大さいだい値ちは千葉ちば県けんの

▽茂原もはら市しで371.5ミリ、

▽大多喜おおたき町まちで328ミリ、

▽鴨川かもがわ市しで294.5ミリ、

茨城いばらき県けんの

▽日立ひたち市しで260ミリ、

▽北きた茨城いばらき市しで218.5ミリと

いずれもわずか半日はんにちで平年へいねんの9月つき1か月かげつ分ぶんを超こえ、統計とうけいを取とり始はじめてから最もっとも多おおくなりました。

これまでに降ふった雨あめで千葉ちば県けんと茨城いばらき県けん、それに福島ふくしま県けんでは土砂どしゃ災害さいがいの危険きけん性せいが非常ひじょうに高たかまり土砂どしゃ災害さいがい警戒けいかい情報じょうほうが発表はっぴょうされている地域ちいきがあります。

今後こんごの見通みとおしです。

関東かんとうや東北とうほくの太平洋たいへいよう側がわでは大気たいきの不安定ふあんていな状態じょうたいが続つづき、このあとしばらくは局地きょくち的てきに雷かみなりを伴ともなった激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。

気象庁きしょうちょうは土砂どしゃ災害さいがいに厳重げんじゅうに警戒けいかいするとともに、川かわの増水ぞうすいや低ひくい土地とちの浸水しんすい、落雷らくらいや竜巻たつまきなどの激はげしい突風とっぷうに十分じゅうぶん注意ちゅういするよう呼よびかけています。