能登半島地震が起こったあと、石川県穴水町にある高校で、自動販売機が壊されていました。この高校には近所の人が避難していて、自動販売機の中の飲み物はなくなっていました。
そのあと、自動販売機の飲み物の会社に「避難している人に飲み物を渡すために壊しました。すみません」と連絡がありました。
会社によると、この自動販売機は、災害のときに無料で飲み物を出すことができるタイプでした。電気で動いているときは、自動販売機を管理している人が鍵を使って出すことができます。しかし、地震のあと穴水町では電気が止まって、鍵を持っている人も高校にいませんでした。
会社は「飲み物を出したいときは、壊さないで、管理している人や会社に連絡してください」と話しています。