JR
東京駅八重洲口近くの
ビルの
建設現場で
鉄骨が
落下して
作業員5
人が
死傷した
事故で、
建設途中の
鉄骨のはりを
下から
支える土台部分の
強度が
不足していた
可能性があることが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
事故は、先月19日、東京 中央区八重洲のビルの建設現場で、3階部分にあった「はり」となる5本の鉄骨をクレーンのワイヤーでつり上げて7階に設置する作業中に起きました。
5本目の鉄骨をつり上げてボルトでほかの鉄骨と連結させる「仮どめ」をしたあと、ワイヤーを外したところ、突然、鉄骨が落下し、上に乗って作業をしていた2人が死亡、3人がけがをしました。
その後の調べで、建設途中の鉄骨のはりを下から支える「支保工」と呼ばれる土台部分の強度が不足していた可能性があることが捜査関係者への取材で分かりました。
事故のあと、警視庁が現場検証を行ったほか、工事を手がけた「大林組」側も鉄骨の重さや「支保工」の強度などを調べ、警視庁に伝えてきたということです。
クレーンでつり上げていたワイヤーを外したことで、強度を上回る重量がかかった可能性があるということです。
「支保工」の設計が途中で変更されたという情報もあり、警視庁は関係者から話を聞くなどして業務上過失致死傷の疑いで詳しいいきさつを調べることにしています。