일본어 뉴스: 雇用調整助成金支給急増で財源ひっ迫雇用保険料率の議論へ

雇用こよう調整ちょうせい助成じょせい金きん支給しきゅう急増きゅうぞうで財源ざいげんひっ迫ひっぱく雇用こよう保険ほけん料りょう率りつの議論ぎろんへ

Sep 5, 2021 06:09

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうの長期ちょうき化かで、雇用こようを守まもるための国くにの雇用こよう調整ちょうせい助成じょせい金きんの支給しきゅう総額そうがくは4兆ちょう円えんを超こえ、財源ざいげんの確保かくほが課題かだいとなっています。厚生こうせい労働ろうどう省しょうの審議しんぎ会かいは来年度らいねんどからの雇用こよう保険ほけんの保険ほけん料りょう率りつについて今月こんげつから議論ぎろんを始はじめる方針ほうしんです。

雇用こよう調整ちょうせい助成じょせい金きんは新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうを受うけた企業きぎょうなどが従業じゅうぎょう員いんの雇用こようを維持いじした時ときに休業きゅうぎょう手当てあてなどを助成じょせいする制度せいどで、企業きぎょうに支給しきゅうされた総額そうがくは去年きょねん2月つきからこれまでに4兆ちょう2000億おく円えんを超こえています。

その一方いっぽうで財源ざいげんはひっ迫ひっぱくしています。

主おもな財源ざいげんである企業きぎょうが負担ふたんする雇用こよう保険ほけんの保険ほけん料りょうを積み立つみたてた「雇用こよう安定あんてい資金しきん」は、昨年度さくねんどの当初とうしょは1兆ちょう5000億おく円えん余あまりありましたが、支給しきゅう額がくの急増きゅうぞうでほぼ底そこをつきました。

このため失業しつぎょう給付きゅうふなどのために企業きぎょうと従業じゅうぎょう員いん双方そうほうが負担ふたんする保険ほけん料りょうの積立つみたて金きんからおよそ1兆ちょう7000億おく円えんを借り入かりいれたり、一般いっぱん会計かいけいから1兆ちょう700億おく円えん余あまりを繰り入くりいれたりしました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうは今年度こんねんど、雇用こよう調整ちょうせい助成じょせい金きんの支給しきゅうに1兆ちょう2000億おく円えん余あまりを見込みこんでいますが、支給しきゅう額がくは先月せんげつ27日にちの時点じてんですでに1兆ちょう1000億おく円えんを超こえ、財源ざいげんの確保かくほが課題かだいとなっています。

このため厚生こうせい労働ろうどう省しょうの労使ろうし代表だいひょうなどでつくる審議しんぎ会かいは、来年度らいねんどからの雇用こよう保険ほけんの保険ほけん料りょう率りつについて今月こんげつから議論ぎろんを始はじめる方針ほうしんです。

今年度こんねんどの保険ほけん料りょう率りつは、企業きぎょうが負担ふたんして雇用こよう調整ちょうせい助成じょせい金きんなどの財源ざいげんとなる事業じぎょうは0.3％、企業きぎょうと従業じゅうぎょう員いんの双方そうほうが負担ふたんし失業しつぎょう給付きゅうふや育児いくじ休業きゅうぎょう給付きゅうふなどを支払しはらう事業じぎょうは合あわせて0.6％となっています。

現在げんざいの保険ほけん料りょう率りつを決きめた2016年度ねんど時点じてんでは財政ざいせいに余裕よゆうがあったとして一時いちじ的てきに引き下ひきさげられています。

審議しんぎ会かいでは年末ねんまつにかけて議論ぎろんを続つづけることにしていますが、経済けいざい団体だんたいや労働ろうどう組合くみあいなどからは保険ほけん料りょう率りつを引き上ひきあげると企業きぎょうや従業じゅうぎょう員いんの負担ふたんが大おおきくなるとして、一般いっぱん財源ざいげんで賄まかなうよう求もとめる声こえも出でています。