中東レバノンで新内閣が発足し、富豪で過去2度首相を務めた経歴を持つナジブ・ミカティ氏が新首相として閣僚を率いります。同国は昨年8月に首都ベイルートで起きた大規模爆発以降、1年以上にわたって政治空白が続いていました。
レバノンの経済の落ち込みは深刻で、世界銀行は19世紀半ば以降の世界で最悪級の水準と認識しています。
ミカティ氏はアウン大統領のいる大統領府を訪れ、国会議長も同席する中、新内閣を発足させることで合意しました。
またこの後行った国民向けの演説では、状況が極めて困難であることに言及しながらも「国の崩壊の阻止」を目指すと強調しました。