暗号資産(仮想通貨)「ライトコイン」の価格が13日、一時的に約25%上昇しました。発端は、米小売り大手ウォルマートでライトコインを使ったオンライン決済ができるようになるとした偽造ニュースリリースでした。
ツイッターではライトコインの認証済みアカウントにこの発表へのリンクが掲載されました。発表はプレスリリースサービスの「グローブニューズワイヤ」に掲載され、ウォルマートのダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)のでっち上げの談話を盛り込むなど、もっともらしく見せかけてありました。ちょうどウォルマートは、本社に勤務する暗号通貨の専門職の求人を掲載したばかりでした。
しかしこの発表が虚偽だったことを、ウォルマートの広報が確認しました。ウォルマートはライトコインでの決済に対応しておらず、ライトコインは問題の投稿を削除しました。その発表の1時間後、ライトコインは220ドル以上下落して、偽リリースが流れる前の取引水準に戻りました。
誰が仕掛けたのかは不明ですが、狙いは価格操作だったと思われます。