ロシアでは葬儀業者による高額な埋葬料が社会問題となっています。モスクワ郊外では11日、女性が妹の遺体を市役所に持ち込んで不正を訴えました。
ロシアの首都モスクワから20キロほどのバラシハ市。女性が市役所に持ち込んだのは妹の遺体が入った棺(ひつぎ)です。
現地の報道によりますと、国営墓地の管理人があっせんした業者から要求された埋葬費用は約18万円。
支払えない女性は3万円ほどで請け負う別の業者を見つけますが、墓地の管理人に拒否されます。
管理人と業者の癒着が疑われ、埋葬先に困った女性は棺とともに市役所を訪れ、不正を訴えたということです。