長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)は14日、飼育していたハンドウイルカの雄、アイル(2歳)が死んだと発表しました。同館初の人工授精で誕生したイルカで、27日には3歳の誕生日を迎える予定でした。これで国内の人工授精で誕生した存命のイルカは2頭になりました。
アイルは、人工授精で妊娠したハンドウイルカのニーハが2018年9月27日に出産しました。人工授精での出産成功例としては国内4例目でした。愛嬌のあるパフォーマンスを見せ、市民らに愛されていました。
同館によると、アイルは8月末から体調を崩し、イルカ課の職員や獣医師が投薬をするなど治療に当たっていました。