「天国への階段」とも呼ばれる米ハワイの絶景スポット、ハイク・ステアーズが来年撤去される可能性が高くなりました。不法侵入者の続出を受け、ホノルル市議会は今月、撤去を求める決議案を全会一致で可決しました。市長が承認すれば撤去が正式決定します。
この階段はもともと米海軍によって1940年代に建設されたもので、3922段からなる階段がオアフ島東部カネオヘの山中を約850メートルにわたって蛇行しています。
階段は雲を突き抜けて頂点に達し、地元住民の間ではハワイ随一の眺望との声が多いです。
1987年に一般人の立ち入りが禁止されたものの、登山客やユーチューバー、スリルを求める人などによる侵入は後を絶ちませんでした。負傷者も続出しており、直近では今年4月、24歳の男性が膝をけがして空から救出される事態となりますた。
現在、ハイク・ステアーズの不法侵入者には最大1000ドルの罰金が科されています。