承認される
見通しとなったのは、イギリスの
製薬大手グラクソ・スミスクラインが
厚生労働省に
承認申請をしている「ソトロビマブ」です。
対象となるのは重症化のリスクが高く、かつ酸素の投与が必要ない軽症または中等症の患者で、新型コロナウイルスの働きを抑える「中和抗体」を点滴で投与します。
海外で行われた治験では入院や死亡のリスクを79%減らす効果が確認されたということで、アメリカではことし5月に緊急使用の許可が出ています。
厚生労働省の専門家部会で27日、承認の可否が審査され、有効性や安全性が認められるとして国内での承認が了承されました。
これを受け厚生労働省は、27日夜にも正式に承認する見通しです。
軽症患者にも使用できる薬としては抗体カクテル療法に続いて2種類目となり、より多くの患者の重症化の予防につながることが期待されます。