そのうえで、東京とうきょうや大阪おおさかなど19の都道とどう府県ふけんに出だしている緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんと、8つの県けんに適用てきようしているまん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちについて、30日にちの期限きげんをもってすべて解除かいじょする方針ほうしんを諮はかりました。

一方いっぽう、西村にしむら大臣だいじんは「解除かいじょしたあとさまざまな活動かつどうが活発かっぱつになれば必かならず感染かんせん者しゃの数かずが増ふえていく。早期そうきの感染かんせん再さい拡大かくだいを招まねかないようにリバウンドを防ふせぐという観点かんてんから、必要ひつような対策たいさくを継続けいぞくすることとしている」と述のべました。

そのうえで、宣言せんげんが解除かいじょされた地域ちいきでは今後こんご1か月かげつをめどに

▽自治体じちたいなどから感染かんせん対策たいさくの認証にんしょうを受うけた飲食いんしょく店てんは午後ごご9時じまで

▽それ以外いがいの飲食いんしょく店てんは午後ごご8時じまでの営業えいぎょう時間じかんの短縮たんしゅくを求もとめることを基本きほんとし、酒さけの提供ていきょうは認みとめるものの感染かんせん状況じょうきょうに応おうじて知事ちじが適切てきせつに判断はんだんするとした方針ほうしんを示しめしました。

そして、営業えいぎょう時間じかんの短縮たんしゅく要請ようせいに応おうじる飲食いんしょく店てんに対にたいし協力きょうりょく金きんを支給しきゅうし、国くにが財源ざいげんの8割わりを引き続ひきつづき支援しえんする考かんがえを示しめしました。

また、イベントの開催かいさい制限せいげんについて1か月かげつ間かんの経過けいか期間きかんとして収容しゅうよう定員ていいんの50％以内いない、または最大さいだい1万まん人にんとすると説明せつめいしました。

西村にしむら大臣だいじんは「宣言せんげんなどを解除かいじょし段階だんかい的てきに対策たいさくの緩和かんわを行おこなうこととしているが、冬場ふゆばの感染かんせん再さい拡大かくだいに備そなえ今後こんごも医療いりょう提供ていきょう体制たいせいの維持いじと強化きょうかに取り組とりくむと同時どうじに、仮かりに再さい拡大かくだいの傾向けいこうが見みられた場合ばあいには都道とどう府県ふけんとも連携れんけいし、重点じゅうてん措置そちの適用てきようを含ふくめ必要ひつような対策たいさくを機動きどう的てきにとっていきたい」と述のべました。

分科ぶんか会かいでは、こうした政府せいふの方針ほうしんについて議論ぎろんが行おこなわれ了承りょうしょうされました。

これを受うけて政府せいふは衆参しゅうさん両院りょういんの議院ぎいん運営うんえい委員いいん会かいに報告ほうこくし、質疑しつぎを行おこなったうえで28日にち午後ごご5時じから開ひらかれる対策たいさく本部ほんぶで正式せいしきに決定けっていし、その後そのご、菅かん総理そうり大臣だいじんが午後ごご7時じをめどに記者きしゃ会見かいけんすることにしています。

これにより、東京とうきょうではおよそ2か月かげつ半はんぶり、沖縄おきなわではおよそ4か月かげつぶりに宣言せんげんが解除かいじょされることになり、宣言せんげんと重点じゅうてん措置そちがどの地域ちいきにも出だされていない状況じょうきょうはことし4月つき4日にち以来いらい、およそ半年はんとしぶりになります。

そのうえで「外出がいしゅつや移動いどうも引き続ひきつづき注意ちゅういをしていただきながら、特とくに混雑こんざつしている場所ばしょや時間じかん帯たいを避さけていただくことを『基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしん』に書かいている。特とくにワクチン接種せっしゅが終おわっていない方ほうはより注意ちゅういをして、県けんをまたぐ移動いどうの際さいの検査けんさなどを勧奨かんしょうしていくので引き続ひきつづき協力きょうりょくをお願おねがいをしたい」と呼よびかけました。