岡山県津山市で2004年、小学3年の女児(当時9)が殺害された事件の裁判員裁判が10月6日、岡山地裁で始まります。殺人など三つの罪で起訴された無職、勝田州彦被告(42)の弁護人が27日に記者会見を開き、いずれの起訴内容についても無罪を主張する方針を明らかにしました。
事件は04年9月3日に発生しました。女児が胸や腹を刺されて自宅で倒れているのを家族が見つけ、まもなく死亡が確認されました。県警は13年半余りがたった18年5月30日、勝田被告を殺人容疑で逮捕しました。
起訴状では、勝田被告は04年9月3日午後、女児宅に侵入しました。女児の首を絞めた際に抵抗されたため、持っていた刃物で胸や腹を多数回刺し、殺害したとされます。地検は被告がわいせつ目的で侵入したとして、強制わいせつ致死罪の成立も主張しています。