北極海周辺に生息するシロイルカが1頭、フランスのセーヌ川に迷い込んで1週間以上立ち往生しました。海へ放すため搬送する間に健康状態が悪化し、10日までに安楽死処分されました。
経過を追っていた保護団体によると、このシロイルカは今月2日にパリの北西約70キロを流れるセーヌ川で見つかりました。
えさを与えても食べようとせず、衰弱は進む一方だったということです。
ロイター通信によると、80人を超えるチームが6時間かけて救出し、はしけに乗せて健康状態を調べました。専門家らは、体重の極端な減少がみられることに懸念を示しました。