墜落事故で
高校2
年生だった
長女の
知美さん(
当時16)と、
中学2
年生だった
次女の
薫さん(
当時14)の2
人の
娘を
亡くした
山岡清子さん(76)は、
長男の
直樹さん(55)と
大阪から
慰霊の
登山に
訪れました。
清子さんによりますと、知美さんは優しくてしっかり者で、薫さんは負けず嫌いで体を動かすのが大好きだったといい、近所でもうらやましがられるほど仲がよい親子だったといいます。
12日は清子さんが15年かけて折った千羽鶴をふだん保管している途中の山小屋で取って2人の墓標まで向かいました。
そして、墜落現場で見つかった遺品のカメラにおさめられていた2人の写真や、大人になる前に亡くなった2人とは飲むことができなかった缶チューハイなどを墓標の前に供えて静かに手を合わせていました。
年齢を重ねる中で真夏の登山が限界に近づいていると感じ、清子さんは2人とよく歌った歌を口ずさみながら近所を散歩して体力作りに励み、12日を迎えました。
清子さんは「息切れしそうでしたが、子どもたちに早く会いたいという気持ちで登りました。ここに来ると2人がどこかから出てこないかなと思ってしまいます。連れて帰りたいです」と話していました。
また長男で2人の兄の直樹さんは「ここに来るとほかのご遺族にも会うことができ、気持ちが楽になるのできょう1日だけ遺族であることを忘れられます。もう私たちのような『遺族』と呼ばれる人が出ないような社会になってほしい」と話していました。
弟の
加藤博幸さん(
当時21)を
亡くしたさいたま
市の
小林由美子さん(63)は、
夫や
子ども、
それに
孫と
一緒に
御巣鷹の
尾根を
訪れました。
小林さんは、「ここに来ることが私にとっての1年の終わりであり、下山をするとまた1年が始まります。お笑い芸人を目指していた弟は『いつも笑っていてね』とよく言っていたので、この山を下りたら涙をこらえて笑顔でまた1年頑張りたい」と話していました。
取材に応じたあと小林さんは、墓標に向かって手を合わせると涙を拭いながら「また来るね」とそっと声をかけていました。
父の
若本昭司さん(
当時50)を
亡くした
神奈川県大和市の
若本千穂さん(57)は、
息子の
崚さん(30)と
その妻の
愛河さん(29)、
それに
孫の
詩葉ちゃん(4)と
湖凪ちゃん(0)のあわせて5
人で
御巣鷹の
尾根を
訪れました。
そして父の名前が書かれた墓標の前で静かに手を合わせていました。
千穂さんは「私にとってここはとても悲しくつらい場所であることに変わりはないのですが、家族で来られたということは、それ以上に私たちを包んでくれるような暖かくて優しい場所になってきていると思います。孫には『ここにあなたたちのひいおじいちゃんがいて、守ってくれているよ』と伝えていきたいです」と話していました。
沖縄 アヒル捕まえる伝統行事の実行委員長 不起訴に 那覇地検
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Source: NHK
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栃木遺体遺棄 血痕見つかった住宅付近の防犯カメラに車
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Source: NHK
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政治資金規正法の改正に向けて焦点となっているいわゆる「連座制」について、自民・公明両党の実務者は、議員に対して収支報告書の「確認書」の作成を義務づけ、内容を確かめずに作成していた場合は公民権を停止するとした内容で導入を図ることで一致しました。
Source: NHK
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